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2011年5月26日 (木)

友からの電話

懐かしい友から電話を戴いた。

 

普通なら元気な声で

「おーっ!元気か?久しぶりだな」

くらい言いそうなものだが、

「大丈夫だったか?」

と思わず聞いてしまう。

 

福島県いわき市在住のN氏。

震災直後から自宅に電話をしていたものの

ずっと連絡が取れなかった。

 

当初は電話不通。

それからは電話は鳴るようになったもののいくら電話しても誰も出ない。

ついには先日手紙を書いてみた。

それで今日の電話。

 

元気で良かった。

 

毎日メディアで流れてくる被災地の情報や原発のニュース。

想像以上に大変なのはわかる。

しかし、身に染みるような大変さは正直なところ四国に住む僕は理解していなかった。

 

被災地で瓦礫処理などをしている彼からの電話ではそれが伝わってきた。

状況がイメージできるだけでなく、臭気や澱んだ空気の重さまで。

その内容が重くのしかかる。

 

「できることがあったら言ってくれ」

 

簡単に言ったものの、

被災地の現状や実際そこで生活をする友の毎日を思えば

なんて虚しい、無責任な社交辞令、そして失礼な言葉を言ってしまったのだろう、と

後悔すると共に

現実と戦っている彼らと、

どこか対岸の火事に感じている自分があまりにも違いすぎ、

ひょっとして助けてもらわねばならないのは

この自分の方なのではないか、

とさえ思えてきたのである。

 

自分にできること・・・、

簡単そうで難しい。

でも取り組まねばならない。

 

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